PRTGはネットワークやCPU、ストレージ、Webサーバ、データベース、プリンタ、UPSなど、あらゆるものを監視するシステムです。Windowsベースのオンプレミス版とクラウドサービスがあり、わかりやすいグラッフィクのダッシュボードとモバイルアプリでデジタル資産の全てをモニターできます。
PRTGはネットワークにつながっているサーバ、端末、NAS、プリンタなどを自動的に認識します。デバイスを発見するだけでなく、ポートをスキャンしてDNS、HTTP、SSL、SMTP、IMAP、FTPなどのサービスを認識し、状態を監視し続けます。そのため、初期設定作業の手間が大幅に短縮でき、すぐに運用に入れます。また、自動的に認識できなかった特殊なサービスなども簡単に追加できます。
PRTGはオールインワン設計なので、監視ツールでは一般的な監視対象へのエージェントのインストールは不要です。アプリケーションを立ち上げるだけで済むので、この点でもスピーディーな導入が実現します。
PRTGはあらゆるものを監視できます。
これらのほかにも、AWSなどのクラウド、CDNやデータセンターの監視、はてはマシンルームの温度などもモニターできます。Webサーバのモニタリングでは、世界各地に配置したPRTGクラウドを使い、ワールドワイドの到達性をチェックできます。
いくつもの拠点に分かれた大規模なネットワーク構成をもつ場合、PRTGをそれぞれに配置して1つのダッシュボードで一括管理できます。また、クラスタリングができるので、監視を止めずにソフトウェアのバージョンアップが可能です。
視認性の高いダッシュボードはひと目で状況を判別できます。デザインを自由にカスタマイズすることもできるので、特に注目したい項目を優先することができます。また、データを公開することも可能です。異常な値が現れたり、インシデントが発生しそうな兆候があると、アラートを発します。スマホアプリにプッシュ通知したり、メールやショートメッセージで知らせることもでき、アラートの内容も自由に変更可能です。
PRTGの価格体系は、センサーと呼ばれる監視項目の数とPRTGのサーバへのインストレーション数に応じたものになっています。オンプレミス版では500センサー・1インストールの年額1600ドルから、クラウド版が月額149ドルからとなっています。30日間、センサー数無限のトライアルや、センサー数100までのフリー版もあので、じっくり試してから導入を決定できます。